最近、酢の物…というか酢が苦手な人が増えていると思います。

私の感覚では、現代の子供というよりも、私たちの年齢ぐらい(50歳代~30歳代)の人たちに多い気がします。

多分それ以降は食育とかが盛んになってた世代で少なからず酢を味わう機会が増えたのでしょう。

 

味覚は3歳までに作られると言います。8歳、10歳、12歳説等もアリますが

とにかく小学生ぐらいの子供の時期にはある程度できあがります。

そのころの食事に酢や果物を使う習慣が少なかった人たちに、

酸っぱいものを苦手にしている方が多い気がします。

食事の内容を聞くと、乳製品や生クリーム系のものを多く食べている人にそういう人が多いと感じます。

 

 

酢は、酢酸やクエン酸をはじめとするいろんな酸の集まりです。

クエン酸は、食べたもの、特に糖質からエネルギーを変えるのに必要な成分で、

疲労回復や持久力のアップに欠かせない栄養素です。

 

また、酢にはマグネシウムや鉄分、亜鉛などのミネラルと結びつき

体内の吸収力を上げる働きがあります。

(余談ですが、マグネシウムのサプリメントを摂るときにはリンゴ酢と一緒に摂るのが最も効果的だというデータがあります。)

 

酢が苦手という人の特徴として、酸味のあるものを食べたり飲んだりするときに

「酸っぱくないか慎重に確かめながら味わう。」というのがあります。

酢を飲む練習をした方がいいですよと、コップに2、3滴リンゴ酢を入れて

「これなら飲めるでしょう?」と聞くと、恐る恐る舌先をコップにつけてみて

口の中に含んで味わいながら酸味を確かめて「やっぱり酸っぱい」と言うのです。

「嫌いでも食べないといけないとわかっているなら思い切って流し込むくらいでいいんじゃないですか!」とツッコミをいれています。

 

酢は弱いですが刺激物質なので、小さいときに慣れてないと大人になっても苦手のままになるかもしれません。

そういう方は前述したようにコップ一杯にリンゴ酢などの果実酢を2,3滴入れて飲む練習をするといいと思います。

それを毎日(週に何回かでもいいです)食事の前にして、一週間ごとに数滴ずつ量を増やしていくのです。

大体3~4週間くらいで普通の酢の物くらいは食べられるようになってくるから人の体は不思議です。

 

ウチで使っているリンゴ酢。

リンゴ果汁100%で甘酸っぱくておいしいです♪

 

(※話はそれますが胃酸過多、胃酸不足は実際のところ、胃酸を出すタイミングがずれているのが根本的な原因だと思います

食事の前にそれをすることで胃酸の出をコントロールすることになり胃の問題の解消につながるはずです。)

 

食事の中で酢を摂るということは、身近で手軽な健康管理方法です。

苦手な方は練習をしてでもぜひ苦手を克服できるようになることをお勧めします。